会派県外視察調査 | - 2015/11/27
- 11月24日〜25日にかけ、鹿児島県へ視察調査に行きました。
東北大震災、福島での原発事故以降停止していた国内の原発の中で、新規制基準に基づき初めて再稼動した九州電力の川内原発の視察をおもな目的としておりましたが、やはり再稼働したばかりということもあり、受け入れがかないませんでした。 しかしながら、鹿児島県および鹿児島市の担当者より、原子力防災計画等について詳細を伺うことができました。 鹿児島県では、予防防御措置を準備する区域(PAZ)と緊急時防御措置を準備する区域(UPZ)を地図やパワーポイントで明示していただき、緊急時活動レベル(EAL)の警戒レベル1から2、全面緊急事態の3レベルの対応についても図で分かりやすく説明していただきました。UPZ県内における防御措置の考え方も、屋内退避から1週間以内に一時移転する移転先も地域ごとに決定されており、住民の安心感が得られると感じました。
鹿児島市では、県と協定を結び、各町内と連絡し、避難計画をつくる。市民案内のパンフレットを作り、市民に配布。災害避難計画ができていたので、その上に原子力防災編を加えた格好でした。鹿児島市のUPZの範囲は北部、2000人が対象。ここについてはさらにきめ細かく対応。ほぼパーフェクトに実施計画ができていることに関心しました。福井県でも市町の連携、他府県にまたがるので、早くから連携体制働きかけを行っていく必要があると感じました。
鹿児島市では、さらに交通局にも伺い、ICカードを利用した電車・バスの市内共通カードの運営などについてもお話をお聞きしました。福井県内での活用ができないか、市民・県民の立場に立った検討や提案が必要と感じました。
|
|